2013年12月18日水曜日

コドモが産まれ、中央線ドリームからの目覚め

「高円寺って栄えてないね」


 所用あり、高円寺に行きました。20代の頃、高円寺カルチャーに染まっている人たちと仲が良かった時期があったので(自分自身では、憧れがありつつも、どっぷりとは染まりきれなかった笑)、久々に訪れるその地は懐かしさでいっぱい。

 用を足している夫を待つ間、娘を抱きながら街を練り歩きました。純情商店街&パル商店街のごちゃごちゃしたお店の数々、バンドマン風の若者たち、大将、古着屋、ライブハウスなどなど・・・エルゴの中で眠る娘の顔を見つめながら、「まさか赤子を連れてこの街を歩くことになるとは」とちょっとした感慨にふける昼下がりでした。

 ところで、帰り道に夫が放った一言にハッとしました。「高円寺って意外と栄えてないね」。

 「駅前に大きなスーパーが入っているようなショッピングビルがある街=栄えている」という、(おそらく)一般的な感覚を持つ夫からすると、駅ビルもなく、ロータリーも小さい高円寺という街は、とりたてて魅力を感じない街なのでしょう。憧れまなざししか持っていなかった私にとって、ちょっと目から鱗の発言でした。

授乳できない街・高円寺


 さて、実はこの日困ったのが授乳。夫の用事が思ったより長引き、その間に授乳を済ませようかと思ったのですが・・・前述の通り、高円寺は駅ビルのない街。どこで授乳すれば良いのか、さっぱり見当がつかず。

 スマホでいろいろ検索するも、なかなかヒットしない。「◎◎区(××市) 授乳」で検索すると、たいてい区(または市)が「子育て応援スポット」的に認定している授乳&おむつ替えOKスポットの一覧が出てくるのですが、杉並区はそれもない様子。

 仕方ないので、駅隣接のホテルメッツの多目的トイレにて一時しのぎをし、夫の用事が終わったら速やかに中野へ向かいました。街を歩いている時、けっこう抱っこ紐&ベビーカーを見たような気がしたので、「意外と子育てにも優しい街なのかな?」と思ったのですが・・・やはりそこは若者の街。厳しかったです。

 埼玉の郊外生活に慣れた体で訪れてみると、「昔はなんであんなに憧れてたんだろう?」と、夢から覚めた思いです。

【2013年12月訪問】

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